世界は今

学校における一日の“三食”

07Jan 2020 wei jianing

魏佳寧(WEI Jianing)

中国 上海市

平成30年度長崎県国際交流員

長崎滞在期間 2018.4~2019.4

 

長崎の皆さん、こんにちは!

お元気ですか?

 

ウェイです。元中国出身の国際交流員です。上海からまいりました。2018年4月から2019年4月までは、長崎県庁国際課で働かせていただきました。そこに日本人のスタッフだけでなく、中、韓、豪、米出身のスタッフもいるので、まさにいい国際化のコミュニケーションが取れました。出会った方々も、みんな親切でそして熱心な方ばかりで、その方々と一緒に働いたことは、とても勉強になりました。私にとってすごく貴重なこの機会をくださった長崎県国際課に感謝を申し上げます!

 

長崎で働いた一年間は、あっという間に過ぎましたが、長崎のおいしい食べ物をいろいろと試させていただきましたので、今回は、“食”という主題に触れたいと思います。

“食”というと、中国の美食は全世界的に有名で、皆さんはよくご存知だと思います。そして、中国にはすごく有名なフレーズ「民以食为天(民が食を天とする)」があります。我々中国人はずっと我々の「食」に誇りを持っています。「食」に触れると、話が止まらないので、私たち教師が学校にいる一日の「三食」を中心に簡単に話しましょう。

私の職場は上海海洋大学です。皆さんは、上海海洋大学をご存じですか。昔はそれほど有名な大学ではなかったので、皆さんはよく知らなくても無理がないと思います。しかし、近頃、徐々にその影響力を広めているので、ぜひ覚えてくださいね。上海海洋大学について、今年2月の国際課のコラムでご紹介させていただいたことがありますので、よかったら、ぜひご覧ください。

魏さんのコラム⇒(https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/kanko-kyoiku-bunka/kokusaikoryu-passport/cir/column/378815.html

上海海洋大学の正門にある校訓が刻まれた小さな景観スポットです。

 

(上海海洋大学のホームページより)

 

教師の「食」と言いますと、事務室に一番近く、そして、勤務の日に

は昼食を先生方に無料で提供する第3食堂を紹介します。

 

第3食堂の外観(以下、作者より)

 

上海海洋大学は郊外にあるので、朝は通勤バスが早いです。そのため、朝ご飯を食べずに学校に来る先生が大勢います。

そこで、朝食はこの一階の第3食堂で済ませられます。一階の売り場は夏休みにリフォームされたので、すごくきれいに、新しくなりました。

 

料理の種類とその値段

 

昼ご飯が無料だと言っても、職員カードをスキャンしなければなりません。後日、スキャンした人数で学校が費用を精算するというシステムです。

 

 

食事前の準備

 

 

用意できた料理とその窓口

 

列に並んでいる先生たち

 

カードをスキャンする機械

 

料理を取っている先生たち

 

賑わっている食堂

 

その日、私が取った料理

 

料理の種類が多くて、そしておいしいです。時には、ヨーグルトや果物も出ます。

昼ご飯の後に、無料のコーヒーも楽しめます。

 

ラウンジにいる先生たち

 

同じ建物の三階です。先生たちがここで無料のコーヒーを満喫しながら、ゆっくり休めます。ここだけでなく、教室の建物にも、コーヒーの自動販売機もあります。一回買ったことがあります。味は結構おいしかったし、支払いも電子マネーですごく便利です。

 

コーヒーの自動販売機(作者より)

同じ第3食堂の一階にはコンビニのローソンもあります。

 

 

新しく開業されたローソン

 

必要な日用品はたいていここで買えます。とても人気です。

もちろん、お昼になって、第3食堂に行く時間がない場合は、教室に近い第1食堂や第2食堂で昼食を済ませられますが、無料ではありません。

第1食堂の二階にあるケーキ屋は美味しいですので、時々、ここで、ティータイムのケーキを買う先生もいます。

 

おいしいので、遅くに行ったらほぼ売り切れ

 

第2食堂の二階は「美食広場」と名付けられました。そこには、人気な各地の風味料理が堪能できます。待つのはちょっと時間がかかりますが、ここで晩ご飯を取る先生も少なくないです。

 

              

美食広場           食堂に隠れたレストラン          各地の特色料理

 

食堂の料理に飽きた時は、外のレストランも利用できます。レストランエリアは学校を出てすぐにあります。最近リフォームしたばかりで、店もきれいになって、料理の種類も豊富になりました。朝晩、主に学生でにぎわっています。

 

レストランエリア

 

人気な店

 

もし、外で食事をしたくない場合は、出前を注文することが出来ます。出前注文は近頃、中国ですごく人気で、よく使われるAppは次のようなものです。

 

 

アプリのイメージ

大学は郊外にありますが、一日の三食は美味しく楽しめます。チャンスがあったら、ぜひうちの大学の料理も試してみてください

ホイアン旧市街の料理:「カオ・ラウ」と「モットハーブティー」

13Nov 2019 phuongtrinhjj05

グエン チャン フォン チン NGUYEN TRAN PHUONG TRINH

ベトナム・ホイアン市 出身

2018年度海外技術研修員

 

ベトナム中部にあるホイアンは、Nguyen(広南阮氏)政権下にあった16世紀から18世紀末にかけて、国際貿易港として最も栄えた街のひとつです。この小さな街は、詩的で美しい旧市街の街並みで有名なだけでなく、ユニークな料理もあります。

ホイアンの料理といえば、「カオ・ラウ」は無視できません。カオ・ラウが生まれたのは、交易や生活のために多くの外国の商人が来ていた17世紀初頭ですが、起源がどこから来るのかは、はっきりとわかっていません。

 

 

複雑です。原料はお米と井戸水、それも千年前にチャムの人々によって作られたBa Le井戸の水を使用しなければなりません。その井戸水にチャム島の薪の灰を浸し、できた上澄み水(灰汁)を使って精麺します。精麺する時に何度も丁寧に処理されるため、カオ・ラウは一晩たっても全然大丈夫。

カオ・ラウは、スープではなくチャーシュー肉のソースを振りかけ、チャーシュー肉、茹でたもやし、野菜を一緒に混ぜ合わせて食べ、味を引き立てるようにラードを加えます。ホイアンの有名なカオ・ラウレストランは、例えば Thanh店やBa Leレストランなどですが、地元の人々だけでなく、観光客にも人気があります。

 

 

カオ・ラウと一緒に、「MOT(モット)ハーブティー」もホイアンに来る多くの観光客に愛される飲み物です。主に用いられるハーブは、レモン、レモングラス、生姜などで、これらはお腹を温め、消化にも良くてヘルシーです。ハーブティーの上には蓮の花びらと茶葉をきれいに飾られているので、見た目も楽しませてくれます。だから、この飲み物は近年登場したばかりですが、ホイアンに来る観光客や若い人たちにとても人気があります。

 

 

モットハーブティーの店長は、ホイアンで100年続く漢方薬局の息子で、お店はホイアン市の旧市街を通るTran Phu(チャンフー)通り、店長の実家の前にあります。

ホイアンに来て、カオラウの伝統的な料理をお腹いっぱいに食べ、それから香り豊かなモットハーブティーに甘い涼しさを見つけ、ロマンチックなホイアン旧市街を散歩するのは最高の体験だと思います。

「帰国して」

16Oct 2019 moacyrturuzawa

 

2018年研修員氏名:鶴澤 モアシル まさいち

長崎滞在期間:2018.9~2019.2

 

私は、昨年9月から半年間長崎県に住み、長崎県環境保健研究センターで環境教育とエコロジーパークの樹木の大気浄化能力調査について勉強しました。

そして、これらの素晴らしい経験の後、母国ブラジルへ帰国しました。

グァルーリョス国際空港に着いたときは、両国の気候の違いを実感しました。3月のブラジルは28℃の暑さと多湿だったからです。すぐに家族に迎えられましたが、明らかにホームシックだったので、再会は素晴らしかったです。そして自宅へ向かい、愛犬ジョニーと愛猫ラヴェンナにも再会しました。彼らは私をとてもよく迎えてくれ、会えたことに満足していました。

 

家族(叔母といとこ)

 

ジョニーとラヴェンナ

 

ちょうどカーニバルの休暇が始まる前に到着し、数日間は心と体を休めることができました。休日の後、私はCEJAM、Vera Cruz Basic Health Unitで環境教育者としての仕事を再開しました。職場は、不在していた6ヶ月間のうちに多くのことが変わっていましたが、デング熱に対する予防措置や環境プロジェクトの業務をこなしていきました。しかしその後、SESCという会社から反論の余地のない仕事の誘いをいただき、私はそれを受け入れることにしました。環境プロジェクトのためのより良い機会と資金をもって、私はこれからも環境教育に取り組み、日本で学んだ知識を実践に移していきます。

 

Vera Cruz Basic Health Unitの野菜畑の環境教育活動

 

私生活は、ベジタリアンダイエットに戻りました。先日は、友達と一緒にGulab Hariというインドのベジタリアンレストランへランチに行きました。ブラジルに帰国してからなんと3キロ体重が増えたのです。しかし、こちらの野菜と果物は日本に比べて安いので安心しています。

 

Gulab Hariインドのベジタリアンレストラン

 

長崎県人会では、龍踊りの練習を再開しました。グループは約30人のメンバーからなり、日本の祭りで披露するための練習をしています。これから開催されるフェスティバルには、文京芸能祭2019、ジャパンフェスティバル2019 (日本祭り2019)、リベルダーデ地区の七夕祭り、カルモパークのさくら祭りがあります。龍踊りで、長崎文化を広めるのが目的です。

 

長崎県人会での会議と発表

 

日本、長崎、大村でできた友達がいなくて寂しいです。サンパウロのラッシュと比べて、大村での生活は穏やかでした。ここでは仕事と勉強でいつも忙しく、サンパウロの慌しさは東京訪問を思い出させます。

ブラジルに戻り、家族や友人が近くにいることは嬉しいのですが、できればまた日本に帰ることを切望しているので、この心境は複雑です。それが、2つの異なる文化を最大限に楽しんでいる証であり、日系人であることの利点でもあります。

韓国に帰国して

05Sep 2019 mksong430

ソンミンギョン

韓国・ソウル特別市在住

元長崎県国際交流員

長崎滞在期間:2016.4~2019.4

 

長崎の皆さん、お元気ですか?

元国際交流員のソンです!

3年間滞在していた長崎から帰国しておよそ3ヶ月が経ちました。

「もう3ヶ月!?」と思いつつ、長崎での生活を思い出すと遠い昔のことのように感じます。

長崎にいる間、たくさんの素敵な思い出ができましたが、

帰国する時はやはり「もっといろんなところに足を伸ばせばよかったな」と後悔しました。

でも思い残したことがあればあるほど次回への楽しみになりますね!

また長崎を訪れる日を楽しみに頑張っています。

 

帰国して1ヶ月くらいは旅行気分で楽しく過ごしましたが、

3ヶ月が経ってやっと現実が見えてきました。

毎日「みなとまつり」のような人の多さや、

24時間体制の母の小言など変わった環境に慣れつついます(笑)

今回は近況報告を兼ねてソウルでの日常についていくつかご紹介します!

 

 

 

(左:下から望むロッテワールドタワー 右:展望台からの夜景 本人撮影)

 

3年前、長崎に行く時はまだ工事中だった「ロッテワールドタワー」の展望台に行ってきました!

2017年春にオープンしたは「ロッテワールドタワー」は、

高さ555メートル、123階建ての韓国で一番高い建物であり、

ホテル、ショッピングモール、免税店、水族館、映画館などたくさんの施設が揃っています。

その最上階にある展望台「ソウルスカイ」からは韓国の首都ソウルを、

360度パノラマで一望できます。

足元が透明なガラス張りになっている「スカイデッキ」に立ったときはゾワッ!としましたが、

ソウルスカイからの夜景は稲佐山の夜景に負けないほどきれいでした。

皆さんもソウルに来られる時はぜひ登ってみてください!

 

 

(左: 麻辣香鍋(マーラーシャングオ) 右: 麻辣湯(マーラータン) 本人撮影)

 

韓国は今「麻辣」にハマっています!

ここ数年韓国ではラム肉の串焼きや火鍋など中華料理が人気ですが、

最近のブームは「麻辣」!

中国・四川省でよく使われるスパイスで、「麻」は花椒などの痺れる辛さ、

「辣」は唐辛子などのピリピリした辛さを意味。

帰国してから久しぶりに友達に会うと必ず「麻辣湯食べに行こう」と言われ、

週に何回も食べました。

私が行ったお店はすべて自分で好きな具材を好きな量だけとって、

スープで煮込む(麻辣湯)か汁なしで炒める(麻辣香鍋)か選ぶシステムでした。

舌がヒリヒリする辛さにみんな病みつきになり、

チキン、トッポッキ、キムパブ、ラーメンなどあらゆる料理に麻辣を入れた商品が出ています。

 

 

(左上: 「長崎ちゃんぽん」のカップ麺 右上: 近所のお店で食べられるトルコライス

下: 『百花繚乱(諫早市)』の公演団 知人提供、本人撮影)

 

“長崎アンテナ”が発動中です(笑)

コンビニで「長崎ちゃんぽん」のカップ麺を見つけたり、

近所のお店でトルコライスを食べたり、

日常の中で長崎を発見しては懐かしい気持ちになります。

先月は釜山で開催された「2019釜山グローバルギャザリング」に

『百花繚乱(諫早市)』の舞台があると聞き、弾丸で行ってきました!

百花繚乱の公演は2回予定されており、

2回目の時間に合わせて釜山に着きましたが、

あいにくの雨で舞台のイベントが中止になりました。

舞台は見れませんでしたが、 公演団の皆さんに囲まれ写真を

撮ってもらいとても嬉しかったです。

舞台の他にも長崎県・長崎市のブースがあり、

特に長崎県のブースでは長崎県産酒の試飲を提供していて美味しい県産酒も味わえました(笑)

 

また皆さんにご紹介できるように楽しいスポットやグルメを見つけておきます。

皆さん、ソウルに遊びに来てください!それではまた!

 

カルチャーショックとフリップ・クロック:JETプログラム帰国後の復帰

11Apr 2019 Mamta Sachan Kumar

マムタ サッチャン クマール(Mamta Sachan Kumar)

 

<筆者について>

 

シンガポール出身。語学指導等を行う外国青年招致事業(JETプログラム)の参加者として来

崎。2017年8月2日から2018年7月30日まで長崎県波佐見町の波佐見高校と

南小学校でALT(外国語指導助手)として勤務。

 

 

私のカレンダーはフリップ・クロックです。 「1」から「31」まで、ボタンを押すと番号が次の日に切り替わり、下にある小さなダイヤルを回すと月の表記もセットできます。

 

ま、そんな感じです。本棚の上に置かれた白黒のカレンダーの姿はいつ見てもかっこいいす。「30」が大きくて黒い数字で表記され、その下により小さい字で「7」が表記され「7月30日」を表しています。 もっと正確に言えば「2017年7月30日」のことです。

 

カレンダーの上にうっすらと積もったほこりを見るとわかります。家を出てJETプログラムの旅が始まった日です。その日以降カレンダーの日付をそのままにしています。

 

帰国してから7ヶ月が経ちました。その間に何度もカレンダーが視界に入り、不思議と私が見られてる感じがするのでじっと見返します。 どうして日付を変えないか何度も考えました。 時にはカレンダーの存在さえ無視しようとしたり、またカレンダーの日付をこのままにしておくことの無意味さを強く感じる時もあります。 しかし、この日付をそのままにしておくことは、出発前の何も変わらないままにしたいというわけではなく、旅立ちの瞬間を永遠に忘れたくないという気持ちです。もしそうしていれば、日本へ出発したことを毎日思い出され、JETプログラムの経験と長崎の田舎にある焼き物が有名で魅力溢れる波佐見町の存在もいつまでも実感できるでしょう。

 

時間が経てば経つほど止まってほしいものです。

 

実は、波佐見から母国に帰る前に最後に郵便局に行って、シンガポールの住所へ自分に宛ててハガキを送りました。 そう、本当ですよ。 一緒に来てくれた職場の担当者が少し笑って見せましたが、彼女はあまり理解できてないように見えました。私はその反応を気にはしませんでした。 なぜならあの時、波佐見で経験したことを帰国した自分に実感させるための素晴らしい計画ではないかと思ったからです。

 

良い作戦だと思いました。

 

でもこの作戦はちょっとわざとらしかったです。

 

実際にはあまり実感しませんでした。

 

「はい、今 パルギー 大学」

「Oh! You バラージャー ヤ?」

「いいや、 タック バラージャー。 サヤ working。」

 

言語や税金の還付など帰ってきてから整理すべきものがいっぱい残っています。 帰国後半年がたっていますが、言語のコードスイッチングはまだ難しいです。 2つや3つの言語が混ざってしまい、口ごもった時にはまだ使いこなせていない日本語をつい話してしまいます。 シンガポールの公共交通機関のサービスはいつも定時ですが、数分待たされたら皆さんがすぐイライラします。 ちょっと恥ずかしいですが、小さな青い年金手帳は教え子からもらったお礼の手紙の中に挟まれています。 机の下に持って帰ってきたポーチがまだ開けていないままです。波佐見という未知の世界に行く前にエッセンシャルオイル、医療用品や適当なアクセサリーを入れておきました。 もしまた出発するとしたらすぐ出かける気(それともノスタルジア?)を体の芯まで感じます。 国際クラブの生徒がラインで文化祭ことができるでしょう。 その荷物を開けて片付けることはできません。整理しようとしたら吐きの気(それともノスタルジア?)を体の芯まで感じます。 国際クラブの生徒がラインで文化祭の公演の動画を送ってくれましたが、まだ見ていません。以前私が担当した国際クラブはもう後任者が引き継いでいます。まるで“積ん読”された本のように、その動画は私の宝物です。

 

「彼女は美人だよね!」

 

「私を忘れないでね…」

 

ちなみに、波佐見から帰る前、何回も涙と汗だらけで悪夢から目が覚めました。夢の中で自分の子どものような存在である教え子が 私と引き離されて、彼らは私のことを忘れました! そんな日がもうすぐ来るとわかって、疲れた中でも悲しみを感じ始めました。日頃は憎たらしいやんちゃな子たちも愛おしくなりました。いつもはその子たちが嫌ですが、もうすぐ帰ると会えなくなり、その嫌なことさえなくなるので、それが寂しく感じます。良い子も、悪い子も、ガキも。

 

JETプログラムでは慣れるまで1年がかかると言われています。 仕事を2年間続ければ履歴書に書く時評価されやすいと言われています。1年で帰ると何か嫌な経験があったと思われるかもしれません。 逆に、5年間の滞在と比べて1年で帰るとすぐ復帰できると思うでしょう?

 

実はそうとは限りません。

 

JETプログラムでは「時と場合によります」ともよく言われますね。

 

365日間の波佐見での充実した生活の中、生徒に田んぼの向こうにある世界を紹介することは私の使命だと気づきました。そのうちに私もだんだんと生徒に心を開いていきました。

 

 

 

波佐見町の春夏秋冬

 時間は不思議なものですね。時には早く過ぎますが、フリップ・クロックを見ると止まっているように見えてしまいます。 私の場合は、知らないうちに波佐見での一年が過ぎていき、四季の変化とともに将来に役立つことを沢山得ました。

 

現在シンガポールの日本人学校で教えています。充実した日々を過ごしています。一年生の中に、波佐見町立南小学校で教えていた双子にそっくりな女の子がいます。たまにこの女の子と波佐見町の双子が実は三つ子ではないかという楽しい空想にふけます。

 

想像してみてください。手をあげて大きく開き、指先を空へ伸ばし、目をそっと閉じ、吹いて来るそよ風を。波佐見町である日の午後、学校からの帰り道に木がたくさん並んでいて、ちらっと見るとまるで悲しい緑の巨人に見えました。 あの時、夏の暑さが背中を汗だらけにさせる前の最後のそよ風だとわかりました。

 

今はトンボで溢れる田んぼの両側にある凸凹のアスファルトの上を歩いていません。 きれいに舗装された道路の上を歩いて学校まで行きます。途中で車をコントロールする一時停止の標識がありますが、その標識は騒音公害までは抑えられません。 今朝クモの巣にぶつかって波佐見のことを思い出して一人で笑いました。波佐見はクモの巣で覆われハロウィーンになったら自然と飾りがもう出来ています。

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