よりぬきGo!Go!ともっち

福江城(石田城)五島氏庭園・隠殿屋敷(いんでんやしき)

21Dec 2016 tomocchi

こんにちは!ともっちです☆
今回はかつての城下町の雰囲気が残る五島・福江から♪

江戸時代の幕末期、日本で最後に築城された五島市「福江城(石田城)」の一郭に残る 国の名勝「五島氏庭園・隠殿屋敷」は、五島家第30代盛成(もりなり)公の隠居所として造られたもの。

今年7月、5年間にわたる復元工事が終了し、 以前は非公開だった邸宅内部も見学できるようになりました!

 

 

 

エントランスから亜熱帯ムード漂う植物が迎えてくれます。

 

 

 

京都の僧 全正(ぜんしょう)作の回遊式庭園。池の周囲をぐるりと散策することができます。
池の名は「心字が池」。その名の通り「心」の文字が模られています。
庭石と築山に用いられているのは、五島のシンボル「鬼岳(おにだけ)」の溶岩。
また、亜熱帯植物が多く植えられているのも見どころのひとつ。
木々の声を聞きながら、ゆったりと池のまわりを散策していると
穏やかな気分になってきます(*´∀`*)

 

 

 

左)盛成公はことのほか亀がお好きだったそうで、 庭園の池のいたるところに亀に似た石を配しています。 文化財の専門家によると、庭園内には36もの亀頭が確認できるのだとか!

右)池一面に上品に浮かぶ蓮の花は、すっきりと上品で清らかな美しさ。

 

 

左)樹齢840年といわれる大楠(おおくす)は、作庭前からこの地にあったもの。
堂々としたその姿からは力がみなぎっていました!
まさにパワースポット!

右)五重の石塔 元は本丸にあったものを作庭時にここへ移したのだそうです。

 

 

 

野面(のづら)積み(自然石をそのまま積み上げた工法)が美しい石垣の石は、力自慢の若者たちが浜辺から運んだもの。

 

 

 

左)非常時に城外へ抜けられるように造られた抜け穴。

右)中国原産の黄金色に輝く竹。縁起が良いんですって!

 

 

庭園めぐりの後は、隠殿屋敷の内部にお邪魔しましょう。
玄関の間に飾られた屏風には、心字が池庭園を設計した京都の僧全正辞世の句が。

各部屋の入り口部分の天井が低いのですが、これは刀を振り上げられないための工夫だとか。

 

 

 

【亀の間】
客間として使われた10畳の座敷と5畳の次の間。
壁紙に至るまで、当時の様子が忠実に復元されています。
障子の桟の数をよく見ると、右から「七・五・三」。
これは古来より縁起が良い数字の並びなのだそうです。
そういえば子どもの成長を祝う行事も「七・五・三」ですよね。

 

 

 

釘隠しや欄間(らんま)にも可愛らしい亀が配されています!写真の釘隠しは江戸時代のもの。

 

 

 

【梅の間】
主人の居間として造られた梅の間からの眺め。
盛成公もここに座って、お庭を愛でていらしたのでしょうね。
水のせせらぎを聞きながら、時間を忘れてゆっくり過ごすことができます。
左右で違う障子の桟のデザインにも注目。

 

 

 

梅の間は8畳の座敷。
部屋一面を彩る藍染め(あいぞめ)×金箔(きんぱく)が施された梅の壁紙が、伝統の中にもモダンさを感じる室内です。

 

 

 

壁紙や釘隠し、欄間の彫刻にまで全て梅の紋が配されています。

 

 

 

 

「こちらもご覧下さい」 スタッフさんが開けた扉の向こうには抜け穴が! さらに隣のふすまを開けると梯子(はしご)がかかっていて、隠し部屋に繋がっていました! さすが元藩主の隠居屋敷、非常時の対策も万全です。

このお屋敷には数十年前まで先代(34代当主)の奥様がお住まいになられていたそうです。 琉球(現在の沖縄)から輿入れした奥様は94歳まで長生きされ、しばしば近所をお散歩されることもあったのだとか。地域の人たちからは「お姫様」と呼ばれ親しまれていたそうです。

 

五島を訪れた際は、「福江城(石田城)五島氏庭園・隠殿屋敷」で、ゆったりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

【福江城(石田城)五島氏庭園・隠殿屋敷】

所在地:〒853-0018 五島市池田町1-7

電 話:0959-72-3519 (管理事務所)

開園時間:9:00~17:00(12/1~12/26、2/1~3/31は16:30閉園)

休園日・期間:火・水、8/9、中秋の日、12/27~1/31 ※臨時休園あり

入園料:大人800円、小人(10歳~17歳)400円

※9歳以下は無料(ただし大人同伴の場合)

駐車場:無料・普通車8台可

アクセス:福江港から車で5分、徒歩10分 福江空港から車で10分