<五島地区>

熱烈歓迎、地球人御一行様!

31Jul 2013 sun-sasebo

6月3~4、五島市に行ってきました。梅雨とは言え、初めての下五島は快晴に恵まれて、滞在中はとても快適でした。

 

福江空港に降り立ったら、面白いものを見つけました。福江空港50周年記念コーナーでは、「→」を飛行機で代用したり、滑走路をモチーフにしたりして、空港らしくアレンジしていて、とてもかわいい。

 

 

 

 

空港内に設置されている歓迎のプレートもとてもユニックです。「鬼岳と、高浜と、大瀬崎を見ずして、地球を見たと言うなかれ!」これを基準にすれば、この時点では、この三つのいずれも見たことがない私は「地球人」とは言えませんね。

 

 

 

空港には映画「悪人」のポスターが貼られています。私はこの作品が大好きで、原作を読んだ上、映画も見ました。主に長崎でロケしており、主演者も九州出身の俳優ですし、たくさんの賞を獲得した話題作です。クライマックスのシーンは大瀬崎灯台で撮影したことは前から知っています。地元の方の話によると、映画が公開された後、ロケ地めぐりしに来られる県外の観光客が増えたそうです。私も大瀬崎灯台に行ってみようと決めました。

 

 

 

到着した翌日の朝、ホテルから福江港まで散歩しました。海のきれさと漁港の佇まいは旅情を誘われます。

 

 

 

この日は明の時代の中国海商王直の足跡を辿ってみました。まずは県指定史跡「六角井戸」を見学しました。平戸市の歴史の道の近くにも王直ゆかりの六角井戸があるが、福江にあるものより小さいです。王直は1540年に五島に来往し、1542年に松浦隆信に招かれて平戸に移りました。

 

 

 

六角井戸の近くに王直らが航海の安全を祈った廟堂跡地である「明人堂」があります。

 

 

 

明人堂内に日本語と中国語で書かれた案内が設置されています。案内によると、中国大陸との交流における五島列島の重要な役割を改めて認識しました。明の時代の中国の貿易商人は海賊というイメージが強いため、中国における評価は賛否両論に分かれています。なお、ここ数年王直を含む当時の海商らを再評価する動きがあります。

 

 

 

この後は世界遺産暫定リストへ掲載が決まった「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を構成する教会の1つである「堂崎教会」に行きました。上五島で見学した教会と違って、堂崎教会の聖堂内部は堂崎天主堂キリシタン資料館になっています。この写真からも分かるように、この日は梅雨とは思わないほど晴れ渡っていました。

 

 

 

こちらは石田城です。城内には天守はないが、残されている石垣は幕末の歴史を物語っています。

 

 

 

二の丸跡のは五島氏庭園があります。行ったとき、ちょうどう園内の和室などに対する修繕が行われていたため、入場料なしで入園できました。庭園の見どころのひとつは「心字が池」です。「心」の字をかたどっていると言われていますが、残念ながら、私は池を一周しても「心」の字を再現することができませんでした。今度来るときの課題としておきましょう。樹齢800の楠木は今も昔のように池を見守っています。

 

 

 

次は見ずにして地球人とは言われない「鬼岳」へ。火口まで歩くとかなり時間がかかりそうで、気温も高かったため、あきらめました。

 

 

 

この日の昼食を香珠子地区の老舗ろばた焼き屋で済ませてから、附近を散策しました。目の前に広がる海の綺麗さに圧倒されました。

 

 

 

そして、最後の目的地は九州本土最西端に位置する大瀬崎灯台です。映画「悪人」のロケ地としても知られています。本土最後の夕日を鑑賞するため、最近は大晦日の日に灯台を訪ねてくる観光客が多くなったそうです。映画では、深津絵里さんが演じる光代は灯台を降りて、近くのコンビニまでに公衆電話をしにくるシーンがありました。よって、来る前に私は灯台の近くまで車で行けると勘違いしました。実際に来て見ると、車が行ける距離まで行っても、灯台までさらに徒歩で40分間かかるという。さすがこんな暑い日にはそこまで歩けません!片道ならどうにかできそうとも思ったが、帰りは坂道になっており、体力に自信がないので、力尽きでへとへとになるのは目に見えます。展望台から眺めることでよし~~灯台制覇は次回のお楽しみにしましょう!

 

 

西の果てにそびえる灯台をただ眺めているだけで、なんだか癒されました。遠路はるばる、わざわざこの灯台を見に来る人たちの気持ちが分かってきました。思わず歌いたくなります。「海と空がつながり、下五島のように~~」(オレンジレンジの「きずな」を勝手にアレンジしてみました~~)福江空港で見た看板を思い出し、確か大瀬崎灯台を見ずして、地球を見たと言うなかれ!私も「地球人」にさらに一歩近づいた気がします(*^__^*)

 

 

 

残念ながら、滞在中高浜までいけませんでした。なので、私は地球を見たとは言えません。親切な島民と島のめぐみとの出会い&再会を心待ちし、いくつかの「課題」を残したまま、初めての下五島の旅は幕を閉じました。

 

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