長崎県在住の特派員情報

6.3 「長崎平和大学」開催リポ

22Jun 2017 yamaguchi

こんにちは!yamaguchiです
かーなり久しぶりの投稿になりました(汗)
皆さんお元気でお過ごしでしょうか?

 

さて、今月3日(土)、長崎市の長崎大学中部講堂で
「第23回長崎平和大学」が開催されました。
実はこのコーナーでも何回もご紹介しているイベントなのですが、
毎回参加者も違えば雰囲気も違うということで、今回もその様子をざっくりではありますがご紹介したいと思います。

 

 

今回はこの春長崎県内の大学に留学に来られた留学生と日本人学生、
そして一般参加者を含めた約260名の方が参加されました。

 

この「長崎平和大学」というイベントは、午前の部と午後の部に分かれているのですが、
午前がこの中部講堂で被爆者の方がご自身の被爆体験を語る被爆体験講話、
午後が平和公園・原爆資料館・長崎歴史文化博物館を見学する、、、っという内容になっています。

 

 

今回ご講話いただくのは、池田道明さん(78歳)
この被爆体験講話は、ご自身の被爆体験を語るわけですが、
戦後72年になる今年、被爆者の高齢化が進み、直接聞く機会は年々少なくなっています。
なので、外国人・日本人を問わず、このようなお話を聞ける機会はとても貴重です。。。

 

池田さんは6歳のときに爆心地から約700m離れた長崎医科大学付属病院(現 長崎大学病院)で被爆され、
当時の街や人々の惨状、また当時池田さんのお母様が働いていた病院の様子を留学生にもわかるように落ち着いた口調でお話されました。

 

 

皆さん真剣に耳を傾けています。。。

 

ところで、ちょっと話はそれますが、、、
「留学生対象って、、、講話は日本語で行われているの?」って気になった方もいらっしゃるはず。
講話は全て日本語で進行しますが、地名や人名などは外国人の皆さんにとってやはり聞き取りにくいので、講話内容を英語・中国語・韓国語に翻訳したプリントを留学生の皆さんには配布し、理解の助けになるよう準備しています^^

講話が終わると質疑応答の時間になるのですが、、、
留学生から次々と池田さんに質問が!!

 

 

 

 

正直言うと、今回のように講話者の方へたくさん質問が出たのを見たのは初めてかもしれません。
それだけ皆さん一人一人が池田さんのお話を、それぞれの心で感じながら聞いていたんだなぁと思うと嬉しくなりました。

 

最後に池田様から
「10年後、私がまだ元気でいられるか分からないが、若い皆さんは世界各地で活躍されておられることでしょう。
その時、今日の講話で感じた平和について、私の代わりに唱えてほしいと思います」
っと、力強くメッセージを受け取りました。

 

午後からは午前に聞いた被爆の実相を、長崎市内に残る遺構や資料を通して実際に目や耳で感じてもらう“被爆遺構めぐり”を行いました。
平和公園・原爆落下中心地公園では英語、中国語、韓国語、日本語の各言語に分かれて、小グループで各ガイドさんのお話を聞きながら勉強しました。

 

 

この日は本当に良いお天気で、すでに「真夏到来っ!?」っと感じさせる暑さだったのですが、、、
皆さん暑さにも負けずガイドさんのお話に熱心に耳を傾けていました。
気になることはその場で質問したりして積極的にコミュニケーションを取っていたようです^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦争体験者の高齢化にともない、日本人でも“戦争”や“原爆”について知らない世代がほとんどです。
日本、そして長崎に留学に来たことも一つの縁だと思うので、
留学の地である長崎の歴史の一面を知ってもらい、一緒に考えることは意義深いなと改めて感じました。

 

今回の感想の中で、一般参加者の方(日本人)から
「午前中の質疑応答の時間で、外国人の視点からの意見や質問を聞いてとても興味深かった。」
という意見がありました。
私もこのイベントに参加する度に、日本人とはまた違った視点の“戦争”や“平和”に関する考え方を知り共感したり、目からうろこが落ちたりします。

 

次回の「長崎平和大学」は11月11日(土)に開催予定です。
どなたでもご参加可能ですので、機会があればぜひご参加ください^^